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木工文化が息づく街、徳島から
小さき木製品への希望を込めて
小石製作所は、玩具や木製の部品など小さな木製品を作る木工所です。
新しい技術や今までとは違った視点のモノづくりに挑戦することを意味するキーワード「MORE 3D !」を基に、
小さな木片の魅力、機械だから宿せる美しさ、手仕事が生むやわらかさを、掛け合わせる。
徳島という木工文化が息づく街への尊敬と継承への想いがあってこそ成せるものづくりを追いかけ続けます。
はじまりは端材で作った小さな車
小石製作所は、徳島県板野郡北島町の旧吉野川沿いにある小さな木製品をつくる木工所です。
私は椅子職人として 11年間、徳島県内の家具工場に勤めてまいりました。家具工場で必ず出てしまう端材がとても勿体無いと感じていたことから、それを使って何かできないかと常々考えていました。ある時、自身の子どものために、まるっこい木の車のおもちゃを作ったことが、小石製作所のコンセプトである「小さな木製品を作ろう」と思ったきかっけとなります。
木の塊から削り出された小さなそのおもちゃは、家具などの大きな木製品よりも、より一層木の魅力が凝縮され、存在感が大きく増しているように見えました。さらに、手に乗せて撫でたり、動かしたりできる小さな車は、木材の魅力である経年変化の美しさをより近くで感じることができると気が付きました。そのような経験から、小さくとも存在感のある良質なものを作りたいと、2018年の8月に小石製作所を創業いたしました。
先端技術の駆使と木工文化の継承
小さな木製品を木の塊から削り出して作るには、形状にばらつきが出やすく、また危険でコストが高くなってしまうことが多い。課題解決の糸口は、木製椅子製造の切削技術にありました。木製椅子の製造現場では、[3次元CAD]や[CNC]などの先端技術を用い、座標管理による精密かつ安全な切削加工を実現しており、高いデザイン性や品質の要となっています。
クラフトによる美しさや温かさに敬意を込めながらも、新しい技術も一つの道具として積極的に取り入れ、手の延長として自在に使いこなす。小石製作所のモノづくりにも、椅子職人としての技術が反映されています。
これまでの常識にとらわれず、今あるデザインを再考しながら技術の更新を目指すことは弊社の幹。小径木の国産広葉樹や製材・家具工場などで出る端材など、未活用のまま処分される木材にも新しい価値を見出したいと考えます。
その昔、徳島の木工文化は阿波水軍の船大工による端材を使った生活雑貨作りから始まりました。時代とともに作るモノも工程も変化しましたが、小石製作所もまた人々の暮らしに貢献し、そして持続可能なモノづくりで文化を継承していきます。
“「小さい」だから、できること。” その可能性を突き詰めていきます。
小石宗右/Sousuke Koishi
1982 兵庫県南あわじ市生まれ
2007 千葉大学大学院修了
2007−2018 (株)宮崎椅子製作所勤務
2018 小石製作所 設立
会社名
小石製作所
所在地
徳島県板野郡北島町鯛浜字原140-6
作業場
徳島県板野郡北島町新喜来字北ハリ46
事業内容
木製品の試作・開発(デザイン・エンジニア)
小さな木製品のデザイン、製造、販売
(例、玩具・家具部品・花器・把手など木製建築関連部品)
TEL
090-8384-9137
FAX
03-6332-8691